外科
外科とは
外科では、切り傷や擦り傷、咬傷、やけどなどの外傷を中心に、皮膚のできもの、皮下腫瘤の切除などの外科処置を行います。感染症を防ぐためにも、けがをされた場合は速やかにご受診ください。
また、鼠径ヘルニアや肛門疾患(痔核、脱肛など)、下肢静脈瘤などの診断や治療を検討し、局所麻酔手術が可能な場合は当クリニックで、全身麻酔による手術が必要な場合は適切な医療機関をご紹介させていただきます。
特に、以下に示すような急性腹症に対しては、外科医による早期診断とともに必要であれば、緊急処置を行った後に、手術対応可能な医療機関へ責任をもってご紹介させていただきます。
外科の主な診療内容
- 外傷(切り傷・擦り傷・咬傷・やけどなど)
- 異物刺入(トゲや釘が刺さった時など)
- 皮膚・皮下腫瘤
- 褥瘡
- 鼠径ヘルニア
- 肛門疾患(痔核、脱肛など)
- 下肢静脈瘤
- 急性腹症の診断・緊急処置(虫垂炎、胆石・胆嚢炎、急性膵炎など)
など
急性腹症とは
急性腹症とは、急激に発症した激しい腹痛を指す総称ですので、腹痛以外に伴う症状も様々です。典型的な症状を呈する場合もありますが、受診時の症状だけでは判断できないことが多く、発症経過、腹部所見、血液検査やX線、超音波検査などを可及的早期に収集して診断を下す必要があります。
強い痛みを我慢しているうちに状態が悪くなり、病状がこじれることがありますので、外科医による初期診療が重要だと考えています。
代表的な急性腹症
- 虫垂炎;胃痛に続発する右下腹部痛
- 胆石・胆嚢炎;右上腹部痛
- 総胆管結石
- 胆管炎;右上腹部痛
- 膵炎;上腹部痛、背部痛
- 大腸憩室炎
- 胃・十二指腸潰瘍穿孔;上腹部痛
- 大腸穿孔(大腸がん、大腸憩室)
- 卵巣茎捻転;下腹部の突然の激痛
- 腸閉塞;嘔吐を伴う間欠的腹痛
- 腎・尿管結石;下腹部から側腹部に広がる突然の激痛
など