小児救急診療
小児救急診療とは
小児では、成人と比べて症状が急激に増悪するものがあり、早期の対応が必要となるものがあります。当クリニックでは、診療時間外であっても可能な限り、小児の救急疾患には対応していきます。
小児の救急疾患とは、以下のような症状を言います
- 発熱: 6ヶ月未満の乳児、40度以上の発熱、ぐったりしている
- けいれん: 6ヶ月未満 or 6歳以上、5分以上持続、24時間以内の反復
- せき: 嘔吐を伴う持続性の咳嗽、呼吸苦を伴う咳嗽
- 食物アレルギー: アレルゲンとなる食物摂取後の皮疹、浮腫、呼吸苦
- 腹痛: 発熱や嘔吐を伴う腹痛、血便を伴う腹痛、泣き止まない
- 嘔吐: 3ヶ月未満の乳児、反復性の嘔吐、ぐったりしている
- 下痢: ぐったりしている、発熱や血便を伴う、水分摂取できない
緊急に外科的処置が必要な小児救急疾患
以下のような外科的救急疾患が疑われる場合には、対応できる施設が限られます。ぜひ、当クリニックにご相談ください。(手術や入院が必要な場合には、適切な入院施設をご紹介させていただきます)
乳幼児に起こりうる疾患
- 腸捻転; 生後数日の赤ちゃんの胆汁性嘔吐、血便
- 腸重積; 乳幼児に伴う間欠的腹痛、嘔吐、血便
- 鼠径ヘルニア嵌頓; 乳幼児に伴う間欠的腹痛、嘔吐、鼠径部腫脹
- 食物アレルギー; アレルゲンとなる食物摂取後の皮疹、浮腫、呼吸苦
- 異物誤飲; 鋭的異物やボタン型電池の誤飲、呼吸器症状や嘔吐を伴う誤飲
- 肘内障; 手を痛がる、急に手を動かさなくなった
年長児に起こりうる疾患
- 虫垂炎; 発熱を伴う持続性の右下腹部痛
- 精巣捻転; 急激な陰嚢部痛、下腹部痛、陰嚢部腫脹
- 卵巣茎捻転; 急激な下腹部痛
- 自然気胸; 胸痛を伴う呼吸苦